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みんなにとっちゃどうでもいい出来事


・・始めに・・
 最近何処に行っても「足どうしたの?」「何で折れたの?」と聞かれ、その度に逐一説明していたけど、流石にもうめんどくさいから自分から闘病記をつける事にしました。 このページは音楽用だったはずなんだけど、昔作った遊びページみたいになるかもしれん・・・・・

・徹夜の3月4日
 
大学生活最大の試練である「宿敵卒業論文」をこらしめ、俺らの研究室内の士気は天をつくほど高くそれぞれ肩の荷を下ろし、巣立ちのために羽根の手入れをしワックスまで丁寧にかけている頃、事実上の卒業旅行が行われた。
 出発の飛行機が朝非常に早いため、辻研一向様は品川駅周辺で夜を明かす事となったんだけど、これが暇で暇で11時くらいから5時くらいだったかなぁ・・・6時間近くもファミレスにカンズメ。
 そのファミレスは駅近くという事もあって、うちらの他にも飛行機待ちらしい集団はいくつもあったけど、やっぱ時間のつぶし方は様々で、仲良くおしゃべりする女集団、ひたすら眠る男集団、一人で目覚し時計までセットして眠るおっさん、お冷をこまめにとりかえる定員さん、入り状況を無意味に確認してる出世しなそうな定員など。 俺らは色々なものの寄せ集め集団なので様々、みんな自分の好きなように時間をつぶしていた。まぁなかなかつぶれないんだけどね。
 1ヶ所にじっとしてられない俺は、酒寄君を誘って近くの散策に出かけたりコンビニ行ったりチョコチョコしてた。
出発の時間近くになると、おしゃべりする女集団は一人を除いて寝ていた(なぜ一人で起きてられるのか非常に不思議だ)、ひたすら眠る男集団は滞りなく目覚め、おっさんの目覚ましは突然なるし、おもむろにファミレスが息を吹き返していくのを感じたな。
今度は多少高くても、朝家を出れるプランも良いねぇ?

・ふぶいた3月5日
 そうして朝を迎え北海道はニセコスキー場にやってまいりました。 
 「ホンとに一面真っ白!!!
 「生まれた時から白いんじゃないのニセコ!」 以上感想
 徹夜で疲れた体にムチを打って着替えてスノボー。しかし飛行機の中で半日くらい寝てたかったなぁ、もっとユックリ飛んでくれれば良いのに・・・・・・さっそく調子に乗って山頂の方まで登ることにする、しかしリフトの途中でひどく後悔。
一同:「イタイ・・・」
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確かにリフトに乗った時はピーカンだったのに、途中から吹雪。
あまりの凄さに寒さを軽く超え頭が「イタイ・・・」になる、ちょうどかき氷を一度に沢山に食べると痛くなる感じがずっと。
 これを超える地獄は、唾を飲みこむ度に奥歯で銀紙を噛んだ痛みがくる病気くらいしかないかも。
その痛みにこらえながらリフトは上がっていく(後ろを振り返っても皆一様にうつむいて何かに耐えている様子だった)
リフトから降りた世界はすでに卒業旅行という域をゆうに越えたこの世の生き地獄だった。
ココでの勘違いは=遭難を意味し、視界が数メートルあるかくらいの状況で淡々と確実に滑り降りてく者のみが文句を口に出来るようなものだった。
 自分の頭の痛さを堪えながらゆっくり滑っていると、近くを滑っていた林さんが「オワッ!」と声を発したので目をやると、当然普通の斜面だと思っていた俺のすぐ左は崖のような急斜面で、林さんはそれに気づかずただ転がらない様に手を後ろについたまま姿が見えなくなった。もう少し後にいたスキーの達者な桐生君が林さんの後を追いかけていった様だったので、まだまだ初心者の域から脱していない自分は、W新井君、酒寄君の後に従ってなんとか下山しました。
 下について見ると、帽子をかぶっていなかった頭や、もみ上げや眉毛は当然のように凍り、鼻から下は自分の意識から少し遅れて動いていました。 いやぁ山の天気と女の気持ちは変わりやすいと聞くけど、そうなのかも?

・魔の3月7日
 6日が抜けてるけど、大きな問題もなく過ぎたって事で御愛嬌賜りたい。
そんなことより、とうとう
魔の7日が訪れたのです。
連日のスノボー疲れが現れた朝、前日で何とかこのボードの癖を感じられたので、曲がって→まっすぐ向く→少し待って→反対に曲げる。という動作の練習をしていると、何でもない角度の斜面で何でもないコケ方をしました。
 「痛めたかなぁ・・・・」くらいの感触で起きあがり、滑ってみるとあ〜ら不思議。痛いのです。
しかし痛がってはいれません。俺がコケた場所は山の上の方・・・・・
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 痛みをこらえながら惨めに下山しました。酒寄さんに「おせぇよ」とやじられようと、限界だったので飛ばすわけにはいきません。途中イッチョ前に曲がってみると「メリッ」っと生まれて初めて味わう嫌な感触が足に走り「・・・?!」。
休んで冷静になるほどいた〜いけど、「きっとねんざ」と安心していました。自己暗示って恐いの。
平らな方に着たらスノボーをソリのようにしてレスキュー隊の待つラビリンスまで行きました。
新井君、桐生君にはとてもお世話になりました。サンクス。

朝一で怪我してしまったから、昼飯食べてコテージへ・・・・・
その後一人でタッチを書いたあだちさんのH2(本)ととっても仲良くしてもらい時間つぶしに成功しました。

・整形外科に行く3月9日
 怪我の翌日8日は当初の計画通り小樽観光。1日たってもいっこうに良くならない「捻挫だろう足」を引きずって、無事観光。
俺はこの日でかなり雪が嫌いになってしまった。だって凹凸が足にいたんだもん。
無類の雪好きな俺が「雪FUCK!!」、「クソッ」と連発しながら観光。
 そうしてイベントの多かった卒業旅行から我孫子に帰って参り、接骨に行くと「折れてるね」とさらっと先生に言われる。
俺はお茶漬けじゃないんだから、そんなにさらっと言わなくてもと思いながらレントゲン写真を見ると。「・・・・・・こりゃたしかに折れてるな。」
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このレントゲンを見れば先生じゃなく小学生でも骨折とわかる。
 (材力的に言えば、せん断応力が・・・・・って感じかな。)

小樽観光した自分に乾杯!

 こうして俺のポッキー君生活がスタートしたのです。
そういえば、コテージでお世話になったH2はギブスを巻いた直後に全巻買い占めて二日で読んでしまった。

・定期的整形外科通院生活3月23日
 
先生から「一週間に一度来なさい」と言われているので、その日もレントゲンを取ってみると「くっつきかけてる」と言われ有頂天。
確かに折れてた線が白くなっている。
しかし人間の骨ってこうやってくっついてくんだねぇ しみじみ人間の不思議を噛締めてみる。
ただ、レントゲン写真に写る点々は何なんだろう。 小骨がいっぱいあるのかしら。ねぇ奥さん。
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・番外編 暇のつぶし方
 さてもしおぬしが「今日から約1ヶ月家の中にカンズメ」と言われたら、一体どの様にその膨大な時間を過ごす?
その時間を有効に使って、「本を読む」、「ビデオを見る」etc。
そんなの甘いです。
そんな簡単にはいかないのが人生ですな。
 もちろん獄中生活の初旬はそのように俺も過ごしました。
でもそれさえもつまんなく感じてしまうようになってくるもんですな、伊達に動物占いで「束縛嫌いな落ち着いたペガサス」の俺ではないな。じっとしてる事がストレスなのです。
さて愚痴はそのくらいにして、そうした俺の遊び仲間になってくれた物達はというと。

・ジャンヌダルク 3月24日
 映画の内容はAOKで知ってたんだけど、俺はこういうちょっと古い歴史もののカキンカキンが大好き。
もちろんラッセル・クロウ主演のグラディエーターも大変面白かった。
ちなみにこれはフランスとイギリスが戦争してるときの話で、主人公ジャンヌがピンチのフランスに登場して戦況が変わっていくという話。
 この映画の見所は、主演のおねーさんのアップ以上にが多いところ。
ミラ・ジョボビッチという人で、ブルース・ウィルス主演の「フィフス・エレメント」に出てきた赤毛の女のこ。
目のきれいな人だなぁと思いながら、アップの多い画面に向かっていました。
一番良かった所はジャンヌが「FOLLOW ME」って叫ぶ所かな。
確かに戦場で彼女がこういえば兵士の士気も上がるわな。

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・ギブスの取れた日4月4日
 初めて接骨医院に行った時に、怪我した日から数えて4週間で治るといわれ4日が丁度その日。 それはもう数年振りに刑務所から出るみたいで楽しみでした。ただ1つの心配事は、前に骨折した時に経験したギブスを取るときの熱痛い感覚。  前の骨折での看護婦!! 忘れられないな。これ見よがしなドリルでドリドリドリドリ・・・・・っと。思い出しただけで「イタッ!!」。
 しかし今回の先生はうまかったよ。  ちっとも痛くなかった。ホントすこーしも。金田整形外科恐るべし。
でもなんか「レンジでチンしたらハイ出来あがり」みたいにはいかなくて、まだはれがひききってなかった。おまけに多少リハビリ必要アル。
骨折した足より、ずっと固められてたくるぶし君辺りに、ストレスがたまってる感じがしてこれから健常者になるための練習です。
しかし元通りじゃないねぇ・・・・ 多少上下に出っ張りがあるような。 まだ通院するからその内なんとかなるのかな。 
歩行には損傷ないか。
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