まずガジュマルについて 少しだけ。
「ガジュマル」
ガジュマルはクワ科の植物で、亜熱帯(多雨)で生息するため、土中ではなく、空気呼吸をします。
幹から多数の気根をたれ、地中に入り成長すると、元の幹と区別がつかなくなり、
しまいには古い幹は枯れ、新しい気根が新しい幹となっていきます。
このためガジュマルは「歩く木」とも呼ばれているそうです。
「妖怪キジムナーがその木に住んでいる」「幸福の樹」など不思議いっぱいの木です。 |
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その1:念願のマイガジュマル
銀座の町を歩いていると、偶然沖縄物産屋さん発見! さっそく入ってみた。
店内には沖縄三味線(三線)や琉球ガラス。ハブ酒や泡盛。沖縄絵本など所狭しと盛り沢山なご様子。
まさに都会のオアシスです。銀座に行ったら是非行こうね。
そうしてご満悦でシークワーサージュースを片手に店内を見ていると「ガジュマルの樹」を発見。
でもあんまり人気無いのか2鉢だけ。
・片方は安めでカワイイけど、樹のツルが自分に絡まっていてちと元気なさげ。
・もうひとつは少しだけ高めで、幹はまっすぐ。長生きしそうなやつ。
普段なら少し高くても元気そうなやつ選ぶところだけど、元気なさげな方は俺が買わないと、誰も買ってくれないかも・・・・って思うとほっとけないし。
というわけで店員に怪しまれるくらい迷いに迷って、安くてプリティーをゲットしました。
ちなみに一緒に絵本の「きじむなぁ物語」も購入。ルンルンです。
俺の樹にも妖怪キジムナーは住み着いてくれるかな。
帰りの満員電車は死守しました。 「ガルル〜」って睨みながら(笑) |
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その2:ガジュマルの夢
何を隠そう育てるのが簡単なサボテンも、過保護に水をあげ過ぎて腐らせたことのある俺。
今度こそは健やかに成長してもらうべく、インターネットでガジュマルの育て方の猛勉強。
どうやら今回もサボテンの様にあんまり水をあげないのがコツらしい。
子供の成長のために、厳しく育てる親のようです。お水をあげたいけどグッと我慢です。
しかしそんな苦労もむなしくガジュマルの葉っぱが黄色く変色。。枯れてしまう物もあってとってもピンチ。
そんなある日。
夢の中にガジュマルが出てきました。(これはマジでだよ。マジ。)
夢の中でガジュは「苦しい〜」「これじゃ水が飲めたモンじゃない」みたいな事を言ってました。 きっと心配からこんな夢見たんだろうけど、キジムナーの思いかもしれないと考えて、俺は秘密の計画を実行しようと決心しました。
それは水耕栽培(ハイドロカルチャー)です。
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その3:約束どおり植え替え
ガジュマルの育て方についての詳しい情報は乏しく。色んなサイトや本屋でコツコツ勉強して何度も登場してきた謎の言葉「ハイドロカルチャー」。さてさてさっそく調べてみました。
簡単にいうと土を固めた粒と水で育てるやり方。
焼いてあるから土に虫がつきにくく、水をやるタイミングが目で見てわかるという優れもの。
何度も考えて透明な植木鉢などを買い込み。いざ鉢植えへ。
調べによると、鉢植えは暖かい時期にやった方が負担が小さいらしいが今は一大事。
さっそく腫れ物を触るように植木鉢から引き抜き、根っこを痛めないようにお湯で土を慎重に落としていく。
するとホントに根っこの周りに土が石のように固まっていました。
「やっぱり夢の通りだ」
ちゃんと約束果たしたからさ。元気になれよ。
おばあちゃんに「なに年寄りみたいなことしてるの?」と言われながらも 無事鉢植え完了。
ふー。緊張したわい。 |
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その5:初孫喜ぶおじいちゃんの気持ちで
まず葉水用の霧吹きを購入(観葉植物は根以外に葉でも水を吸います)
ハイドロカルチャー用の栄養水をあげる(これはすごい効き目。あげすぎると大変)
部屋で観葉植物を育てたい時は水やりに注意してくださいな。
最後に本場沖縄で見たガジュマルとのハグ写真。<2003年夏>
うちのガジュ無事に今も育ってます。
ちなみに一緒に買ったキジムナー物語。良い話だった。
沖縄は自己出版の本が盛んみたいです。
もいっこちなみに俺の下で浣腸しようとしてるのは高校の友達です。気にしないで。
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